アドインのアラート Outlook でアドインの問題が検出されました。
最近、ウィンドウズ10の動作が重い。ひと昔前から比べるとPCスペックは格段に上がっている筈なのに重い。起動に時間がかかったり、アプリを起動するたびにカーソルがクルクル回る。そういえば、砂時計マウスアイコンは何処へやら?
タスクマネージャからプロセスやパフォーマンスを確認すると、ディスク負荷が100%に張り付いていたり、CPUもディスクも数パーセントしか使用されていないのに何故か動作が遅かったり。人間でいう所の未病のような現象が出ているのが現状。
そんな中、Outlookを立ち上げると以下のエラーが出る。
「詳細情報の表示…」をクリックすると
ESETのアドインによってoutlookの起動が遅くなったので止めましたよと言う事のようだ。
0.25秒かかっただけで速度が低下したと判断するのもどうなの?と思うけど。
原因はPC側にあり
じゃぁ、ESETが悪いのかと、オプションで無効にする事も一つの手ではあるが、昨今のインターネットウイルス感染元はほぼメールからなので、これを無効や一定期間無効にするのはリスクが高すぎる。
そもそもESETが遅いのではなく、PC自体が遅いのでその波及がESET等のアドイン動作に現れているだけなので、無効にするのはお門違い。
例えば、
- ウィンドウズアップデートがバックグラウンドで実行されている、
若しくは、最新になっていない。 - OneDriveやDropBox等のクラウド常駐アプリが存在する。
- アンチウイルスのスキャンが走っている、若しくは、バージョンが古い。
- ハードディスクがエラーを吐いている(クラッシュ寸前)
- ハードディスク内にシステム用作業ファイルが多数残っている。
- ファイルインデックス処理がパフォーマンスを下げている。
- スーパーフェッチ機能が邪魔をしている。
- 仮想メモリが適切な値になっていない。
- PC起動直後はどうしても重いので、電源を入れてから5分10分は放置する。
等々。色々な原因が考えられる。
特にノートPCの場合は、どうしても負荷がかかりすぎるとパフォーマンス悪化が顕著。CPUファンがうなりを上げて回っている、HDDランプが点灯しっぱなしの場合は、総力を挙げて何かを処理し続けている事になる。
因みに、ノートPCファンがずっと煩い場合、パソコンによってはBIOS内に「サイレントモード」という項目があるので、これをONにするといくらかは静かになる場合がある。
スペックとして、CPUもそうだが、メインメモリが4G以下のPCになると、仮想メモリ処理を行う頻度が高くなるので、ハードディスクが従来のプラッタ回転体ハードディスクでは処理が追い付かなくなる。ただ、最近はメモリを増設してもあまり効果が見られない事が多い。これを回避する一番簡単な方法はSSDドライブに換装する事だ。価格も500Gでも仕入先を選べば1万もあれば買える。(ノートの場合は換装するのに手間がかかってしまうのが難点だが・・・。)あくまで私見だが、同じPCとは思えない程、処理速度向上が体感できる。
これらのパフォーマンスを阻害している要因を取り除き、正常化する事でOutlook自体のパフォーマンスも上がりこのエラーは出なくなるので、アドインを無効にするのは後回しにする事が最善手と思う。
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