サーバに接続中にエラーが発生しました。仮想マシン管理サービスが実行されており、サーバーに接続する権限が与えられているかどうかを確認してください。
久しぶりにHyper-Vサーバの構築。OSは2019コアでドメインメンバーとした。問題無くセットアップが完了し、管理端末のHyper-Vマネージャからサーバを追加しようとしたら、見た事ありそうで無いエラーメッセージが出た。
サーバがドメインから外れない。
サーバへのPINGも飛ぶし、設定を間違えたかと色々確認してみるが駄目。稀にドメインにメンバーサーバとして登録できていない場合もあるので、一度ワークグループに変更してドメインを再登録しようとしたが、何故かSCONFIGで権限のあるユーザを入力してドメインから外そうとしても、ドメインサーバと通信できないと怒られる。
SCONFIGだからか?と思い、コマンドで強制的にドメインから離脱させる。
WMIC COMPUTERSYSTEM WHERE NAME='サーバ名' CALL UNJOINDOMAINORWORKGROUPUSERNAME="ドメイン管理ユーザ名" PASSWORD="パスワード" FUNJOINOPTIONS=0
WMIC COMPUTERSYSTEM WHERE NAME='サーバ名' CALL JOINDOMAINORWORKGROUP NAME="ワークグループ名"
再度SCONFIGで確認するとちゃんとワークグループになっていたので、ドメインコントローラから登録済みのサーバ名を削除してから、再度ドメインメンバーに登録しようとしてもまた、ドメインコントローラと通信が出来ないと言われる。同じく、リモートデスクトップで接続しようとしても、サーバと通信が出来ないと怒られる。
なんだ?
原因調査
物理的LAN配線、接続ポート、PING、ドメイン稼働状況問題無し。該当サーバも問題ない様に思える。OS再インストールか?と諦めかけたのだが、もしかしてと、LANコネクタを抜いてPINGを打ってみたら、反応あり・・・。え?
原因はIPアドレスの重複
どうやらIPアドレスの選択を間違っており、既に登録済みのIPアドレスで登録してしまっていたようだ。でも、よくドメインに登録出来たな。登録出来てしまっていたのでそこは眼中になかった。これはあくまで予想だが、管理端末のDNSキャッシュリゾルバの反映時差で、登録できてしまったのではないかと。
原因は何のことはないIPアドレスの重複で、間違って登録されてしまったDNSを修正し、正式なIPアドレスをサーバに割り振って登録すると、問題無くドメインに登録できた。
管理端末のDNSをフラッシュしてから、再度Hyper-Vマネージャでサーバを追加すると、あっけなく登録完了、そして、リモートデスクトップの接続も問題無くできた。
考察
何事にもタイムラグがあると腕が落ち、傲慢というか、たやすく考えていると足を踏み外すので反省。それにしても、IPアドレスが重複していてもドメインは登録できてしまうというフェールセーフが効いていないシステムはどうなのか。たまたまなのか、それともバグなのか、考慮されていないのか。原因は簡単な程、盲目になるので今後注意したい。
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