マイクロソフトボリュームライセンスサービスセンター
職業柄、ボリュームライセンスを扱う事が多い。
以前から不思議な感覚で使っていたボリュームライセンスセンター(VLSC)だが、2022年からオープンライセンスの終了や、セキュリティ面や利便性の向上を図る取り組みで改変があったらしく、どうしてもログインができない。
2020年10月以降は今までのアカウントではログインできなくなる。
今までログインしていたのは、自社の独自ドメインメールアドレスだった。そのアカウントでログインしても、どうやってもエラーとなって先に進めない。まずは、このアカウントの種別の意味が分からない。
何がどっちなの？とりあえず、両方に自社ドメインメールアドレスでログインを試みるのだが、どっちも行き止まり。訳も分からず作ったMSアカウントでログインを進めるとサインアウトもできなくなるという酷い状態。
とにかく、このサインイン種別が何なのかが分からない事には先に進めない。意を決してマイクロソフトに確認すると、アカウント種別の意味が以下だという事がようやっと分かった。
サインインオプションの意味
ログイン方法
兎に角、今までの独自ドメインメールでは管理できなくなる。ではどうなるのかというと、職場アカウントのメールアドレスに今までVLSCを管理していたメールアドレスを紐づけるという手順が必要となる。この紐づけ方法は、各ユーザ状況にもよるらしいので一括りに説明ができない。
マイクロソフトから発行されているVLSCサインアップのPDFがあるので、これを参照して操作するのがベスト。それでもわからない場合は、以下に問い合わせる。
電話：0120-737-565 (フリーダイヤル) 9:00 – 17:30 (土日、祝日を除く)
※録音可否選択後、３→２→１をプッシュする。
メールフォーム（ログインが必要）：https://support.microsoft.com/ja-jp/supportrequestform/2afa6f15-b710-db46-909a-8346017c802f?sl=ja-jp&sc=JP
※ソース：https://learn.microsoft.com/ja-jp/licensing/contact-us#asia-japan
サインアウト方法
Chrome等で、中途半端にサインインしたままの状態が残ってしまうのは、使わなくても気持ち悪いので、サインアウトさせスッキリしたい。その場合、ブラウザのログイン情報（クッキー）の削除が必要となる。詳細メニューから単純にクッキーを削除すると、他のサイトも全部ログアウト状態になってしまうので、次の方法で個別に削除する。
Cookieサイト個別削除方法
Chrome:設定→プライバシーとセキュリティー→サードパーティCookie→すべてのサイトデータと権限を表示。
Cookie一覧の右上、虫眼鏡アイコンに、「loglin.live」と入力し検索すれば、該当のcookieが表示される。表示されたlive.comをさらに展開すると、login.live.comの行が表示される。
login.live.com 列の右端ゴミ箱アイコンをクリックすると、live.com関係の保存された情報がクリアされる。ログイン情報なので、Microsoft全般が消えてしまうが、全部のサイトのログイン情報が消えるよりは良い。
これで、初期のサインイン画面が表示され、vlsc画面を表示してもログアウトできない状態は回避できた。
再びサインイン
やっとサインアウトできたので、気を取り直してサインインする。
今度はちゃんとサインイン画面が表示された。サインインは職場アカウントの一択になっているが、onmicrosoft.comアカウントでログインすると、ようやっとVLSC画面にたどり着いた。
アカウントが存在しないと言われて、サインインできない場合
この画面が出てサインインできない場合、
ブラウザ検索結果のリンクではなく、アドレス直接指定であれば、ポータルサイトに飛ぶことができるようになる。
おそらく、まだ何かブラウザに情報が残っており、サインインの画面が「マイクロソフトアカウント」のサインイン画面に強制的に飛ぶようになってしまっていると思われる。
以下のアドレスを直接ブラウザに入力する。（特にフィッシングサイトへの誘導はありません。リンクも切っておきます。）
https://www.microsoft.com/Licensing/servicecenter/default.aspx
うまくいけば、次の画面が表示される筈。
ブログ後記：一寸にも足らない戯言
コロナ、ウクライナ、物価高、円安、議員汚職、失言、責任逃れに愚策による税金の無駄遣い。次から次へと腹の立つ事ばかりが起こるこのご時世。生活に直結する物価高や品不足に対して、まず一般市民が一番取り組む必要があるのだが、徴税も厳しく給与もあがらない状態で、消費意欲も沸かない。実際は諸外国の台頭によるデフレに陥っているこの日本だが、所得もあがらないままこの情勢による物価高でダブルパンチどころか、ノックアウト寸前で消費意欲は更に低下。企業サービスも愚策による企業効率低下と人員不足によって低下の一途を辿っている。真っ当に生きて行くのが馬鹿らしくなるこの日本で、将来は一体どうなるのか不安で不安で仕方がない。国民感情からするとそりゃ少子化にもなる訳だ。
職場アカウント：基本的には、onmicrosoft.comメールアドレスの事。Microsoft365内で独自ドメインを紐づけ、利用している場合はこれに限った事ではない。これが例にある「tomas@contoso.com」に当たる。（←これが判りにくい原因）
Microsoftアカウント：マイクロソフトに登録したメールアドレスの事。ただ、現在はフリーメールアドレスしかマイクロソフトアカウントとして登録ができないので、outlook.jpや、hotmail.com等のフリーメールアドレスを指す。
※”こちらを勤務先アドレスとして使用します”の意味は分からない。