雨水貯留タンク(200L)を自作してみる(その3、雨水分岐部の作製)

雨水分岐部下側の作製

まずは、異径つなぎ手(インクリーザー)呼び径:75×50を利用して、雨水が溜まる部分(チャンバー)の傾斜部分に同じく21mmのホールソーで穴をあける。

そこにホースをつなぐアラムPVCニップルを塩ビ配管接着剤で接着する。

内側に飛び出る部分は予め削っておく。

ここは水漏れが起こらないように、接着剤で十分溶解させてしっかり接着する。

チャンバー

次に、チャンバー内側に当たる異径つなぎ手(インクリーザー)呼び径:50×40の接着部分を傾斜に合わせて削る。

削った方を下にして、親インクリーザーに同じ様に塩ビ配管接着剤で接着する。

この接着は「水が溜まるけど長時間溜まらない」ように少し漏れるように「良い感じにいい加減」に接着する。これにより、チャンバー内に長期間水が溜まらないようにできる。

異物除去網

次は、チャンバーに異物が入らないように網をこしらえる。網は水でさびないように非金属か、ステンレスが望ましい。ちょうどステンレスのスピーカーカバーが余っていたのでそれを活用する。

ロート状になるように、真ん中を板金ハンマーでしばき、凹ませる。そのうえでリューターでカット。

同時にチャンバーの方も、水が流れやすい様にテーパー上に削っておく。外側は、上から流れてきた雨水を中に誘導するように同じ様にテーパー上に削っておく。

いい加減な作りなので既製品のように完全にゴミをシャットアウトできるかと言うとそれは出来ないが、気は心という事で勘弁頂きたい。

上にかぶせて雨水分岐部の大まかな形は出来た。

樋との接続径が合わない

次に、実際の樋径に合わせる必要がある。

樋の外径はインクリーザ50より少し広い。なので、インクリーザ内側を少し削ってやる。

リュータでゴリゴリけずって、なんとかパイプが入る所まで削れた。こういう場合は、小さくても良いから旋盤が欲しいと思う今日この頃。買っちゃおかな。

雨水分岐部を樋に実装

白に塗装して実際に樋に装着。樋は20cm程のこぎりで切断し、その間に噛ませる形で装着する。接着剤は使っていない。

塗料は簡易的に家に有った残りの塗料で、且つ、ぼろい刷毛でチャチャっと塗ったから少し荒い所はご勘弁。色がアイボリーで違うし・・・。

でも表からみるとそんなに目立たないと、自分では思う。

これで雨水分岐部の完成。これを雨水タンク本体に接続する。