序章:一寸にも足らない戯言
以前にも書いたが、最近はメンテナンスを考えずにコストだけを追求したノートPCが多い。だがしかし、旧IBMのレノボノートPCを見て驚いた。すべての部品に簡単にアクセスでき、さらにはすべての分解方法が正式にメーカーホームページで動画で紹介されていた。
流石に動画ほど簡単にはいかないが、わざわざ壊すリスクを負って人柱に立つ必要がなくなる。レノボは正直な所、お国柄として私は避けていたが、このコンセプトを見て少し見方を変えた。さすが元IBMといったところか。
モニター不良のノートPCを手に入れた。
ひょんな事から廃棄に回されいたモニター不良のノートPCがあったので、捨てるのは勿体ないということで譲ってもらった。よく考えるとSDGsって、日本の「もったいない」精神じゃないのかと思う今日この頃。
閑話休題
モニター不良の程度はこんな感じ。
横筋に加え点滅まで入る。これはマザーかなぁと思いつつも、メーカーホームページを参考にしながらモニターを外し、液晶と基盤の接続部分のリフローを行うべく取り外す。同時にマザーボード側のクリーニングも行っておいた。2014年製の8年落ちPCにしては綺麗だった。
分解方法は本家を見てもらえばわかるので、ここでは割愛させていただく。
モニターを外すと接続部分が露わになる。ビニールで覆われているので裏側からテープをめくり、基盤に直接アクセスできるようにする。
そこに、ホットエアを当ててやり、半田クラックを改善する。
これでどうかな。直ったら嬉しいなと元に戻して電源を入れる。最初は綺麗な画面だったが、モニターを倒すと再発した。
がっくし。
やはりマザーかその他の原因か、リフローが不十分なのかわからないが、何か他に修正方法がないかと考えながらとりあえずベゼルを元に戻し、しばらく放置。
モニターの交換を検討
モニター交換を考えたが、中古でも最低6,000円はする。高いものだと1万円を超える。それじゃ中古の本体をオークションで買った方が安い。大体1,000円から入札開始で5,000円前後で落札されているからだ。うーんと唸ること数日。
え?直ってる?
もう一度やるべと症状を確認すべく電源を入れる。するとどうでしょう。きれいな画面を保っている。何をしても再起動しても画面を倒しても症状が出ないではないか。
なんだ?単純にコネクターなのか、ベゼルを再装着したことによって当たり所が変化して半田クラック症状がなくなったのか。自然治癒は考えられないが、何等かの好要因が功を奏して画面は復活した。
原因がわからないので、なんの役にも立たない記事となりそうだが(スイマセン)、とにかく使えそうなので、以前は富士通のでかくバッテリ持ちの悪いA3ノートに入れていたDASシステムをこのThinkPadにSSDを移設して、使い勝手を良くした。
このPCはすでに8年経っているというのにバッテリはまだ4時間程使える。なんと素晴らしいことでしょう。富士通のノートは新品のバッテリに交換しても1時間がやっとだった。CPUがiCore7だったこともあるのかもしれない(このPCはiCore5)が、車上で作業するにはこのサイズとこのバッテリ持続時間はありがたい。大事に使うことにする。
コメントを残す