大腸内視鏡検査は今回2回目。前回行ったのは10年以上前なので、時期的にもやっておいて損はない。兎に角、足の付け根あたりの引きつる陣痛が気になってしょうがない。
大腸内視鏡専用検査食
検査前日は、3食指定されたレトルト食品を食べさせられる。
朝は、鶏とたまごの雑炊。
昼は、じゃがいものそぼろあんかけ・たまごがゆ。
夜は、ビーフシチュー&クラッカー。
味は悪くない。最近はこんなものまで出ているのだな。前日が日曜日でよかった。会社だったらちょっと周りの目を気にする。
ネットで調べたら売ってた。2,000円位。
まぁ、こんなの態々買う人も居ないとは思うが。
最後に下剤。コップに十何滴いれて水に溶いてのむ。
医療も進化している。10年前はそんなの勿論なかった。確か、朝6時頃病院に行かされて、有無を言わさず多床室にぶち込まれ、家庭の冷蔵庫によくある麦茶ポットのようなものに入った透明の下剤を用意され、それをがぶ飲みさせられる。そして、出きった所で検査と言う物だった。
検査当日
朝9時前に病院へ。帰りは麻酔が効いているので、自分では運転して帰れないから、家内に送迎してもらう。
病院に付いたら既におっさんら数人待っている。その中におっさん+1人並ぶ。暫くしたら看護師が出てきて、受付をすましていく。そのおっさんらと同じ病室かとおもいきや、個室の人だったり、別の多床室に入っていったので、自分は多床室に一人と言う事になった。余計な個室料金払わずに済んだ。
看護師に色々説明を受ける。例の如く、下剤の入ったでかい点滴のようなパックを渡され、コップになみなみと注いで、飲んでいく。
そして、飲んだタイミングやら出たタイミングやら記入する必要がある。
トイレは目の前だが、少し奥まった所にあるので少し歩かないといけない。何度トイレに行っただろうか。私は下痢の場合は痔になりやすい。というか、紙で拭くとどんどん擦り切れて血がでてくる。今回も、もうええやろって言うほど回数分出るので、トイレに流せるウエットティッシュを持参したが、それでも足りない程で、やはり擦り切れてしまった。擦り切れて紙に血が染まる。公衆トイレでウォシュレットは使いたくなかったのだが、しょうがなく使用すると、これまた傷口に染みて悶絶する。
なんとか、出てくるものが綺麗になったので、看護師に見せる。これもまた恥ずかしい行為。見せられ側もいい気はしないんだろうけど。
検査着に着替え、点滴を打たれる。
左腕は数日前に採血をした時に上手くいかなかったのか、かなり内出血を起こしていた。点滴を打ってくれた看護師さんが、私の腕を見て悲壮感をあらわにする。大変ですね。お察ししますと言ってくれた。どこぞの病院とはえらい違いだわ。
点滴が終わったら車いすに乗せられ、検査室のあるフロアへ。暫くして検査室に入る。胃のレントゲンとよく似た縦になった機械に立たされる。サンダーバード2号の発進シーンのようにそのまま90度倒れ、自ずと横になった体勢になる。
左に向いて屈んだような尻を出した形で暫く待つ。すると看護師か医師か分からないが、私の問診票を見たのか、膀胱癌について聞いてきた。
と、興味津々と言った感じで私の顔を覗き込んできた。鎮静剤が入っているので少々虚ろな頭で、「いつもと違う尿意、違和感かな」と答えた。もっと色々情報が言えればよかったのだがその答えが精いっぱいだった。恐らくは、自分の患者でのケースとして参考にしたかったのだろう。
ファイバースコープ
そうこうしているうちに、真打の「先生」登場。おもむろにファイバースコープを突っ込まれる。
うえぇ~。
やっぱ内臓が押される感覚が気持ち悪い。最初のS字結腸の所が上手く通らないのか、ぐいぐい引っ張られる感じが続く。ここがキツイ。やっと通ったのかどんどん左の腹から上に違和感を感じるようになる。まぁ、これは耐えるしかないので、顔を歪めつつ終わるのをじっと待つ。
暫くして、すぽーんと言う感じで抜かれ、
うん、綺麗なもんですよ。
と告げられる。
そうなのか、じゃぁあの引き攣る陣痛は何なんだろうか。と思いつつも、「本当ですか、安心しました。ありがとうございました。」と、ケツを出したまま礼を言う。
検査後の診察
部屋に戻り、着替えを済ませて検査後の診察をしてもらいに待合にいく。ほどなくして診察室へ呼ばれ、診察が始まる。
検査の腸の写真を見せられ、
綺麗な腸をしてます。あと数年は大丈夫ですね。定期的に検査してください。
との事。まずは安心したのだが、ならば股間の痛みはなんなんなのかと聞いたのだが、それは判らないが、前立腺が原因で痛む場合もあるとの事だったので、これはまた主治医に持ち帰りとあいなった。
とりあえず胃も診て貰う予定と伝え、後日、胃カメラを飲む事になった。
つづく
膀胱がんが判ったのはどういう症状からですか?