便器に線傷
いつからか分からないが、気が付いたら便器にボールペンか鉛筆で書いたような線がついている。こすっても何しても全く取れない。トイレ用洗剤でも取れない。極細コンパウンドでも、溶剤等でも取れない。(←コーティングを気にして軽くこすっただけだが)
なんだこれは?
クレンザー等の研磨剤で磨けば取れるんだろうけど、便器は特殊なコーティングがされているので、下手な事はできない。
この傷のそもそも原因は、ウォシュレット等の便座の裏にある配管の金属コネクタ等が脱着時に便器に擦れてしまって付くようだ。一応、便座裏の金属にガムテープ等でカバーをして、また傷が付かないように養生しておいた。
それは、メタルマークと呼ばれるもの
暫く諦めてたけど、やっぱり気になるのでググってみたら、本家TOTOサイトでそれはメタルマークというもので、腕時計や指輪で付いてしまうものらしい。陶器の食器をスチールたわしで洗った時に付く線傷と同じ原理。
そして、これはこの「クリーナ」で取れるという事だった。
なるほどと、ネットで買えばいいのだが、知ったからには早く消したいという事で、近所のホームセンターに行ってみたのだが無い。数件回って、かなり大きなホームセンターでも在庫は無いとの事だった。
ネットで購入
はい、しょうがない。ネットでぽちって早速試してみた。
クリーナ本体にはミクロ研磨粒子配合と書いてあり、品名として、「水洗金具、ステンレスクレンザー」と書いてある。なんだやっぱクレンザーなのか。成分は界面活性剤と研磨剤、分散剤とある。前述したように極細コンパウンドで代用できるかもしれないが、それで便器のコーティングが剥がれてしまうのは絶対避けたい。とにかくこのクリーナを信じよう。
本体とは別に約5mm厚スポンジ生地のクロスが付いてるので、それにこのクリーナ液をつける。つける際はボトルをよく振れとの事。便器はコーティングがあるからこれで数回こすればみるみる落ちる・・・、と勝手に思ってたので、そのままそのクロスで軽くこすってみたが全く落ちない。
・・・
えぇ~?本家が落ちるって言ってたから買ったのに、騙された!と、うなだれながらそのサイトの文章を読み直すと、
落ちにくいから根気よく磨け
とあった。
画像が小さいから見落としてた。
傷が消えた
あ、そうなん?でもコーティングは剥げないのか?とおもって、更に良く読むと、金属傷だけを落とすので表面はそのままとの事。おぉ?それは凄いんだな。でも何故そんな器用な事ができるのか。ちょっと疑心暗鬼。
それを信頼して力を込めて磨く、磨く磨く。
2,3分磨いたら薄くなってきた。
おお、本当だ。落ちてきた。
でも、手が痛くなってきた。
5分も磨いたら完全に消えてしまった。それでいて表面は無傷。というか、更に光沢が増したような。
おぉ、素晴らしい。流石本家TOTOさんだ。嘘はつかねぇ。気になっていた汚れが落ちてとてもスッキリ。そして、この商品の本来の目的である蛇口も磨いたらピカピカ。思わず色んな所を光り輝かせた。
考察
終わってから気が付いたのだが、この商品はコンパウンド等によくある工業系の嫌な臭いがせず、フローラル系?のいい匂いがする。なので、嫌な臭いが手についたりトイレ中に充満する事もなく、気分良くお掃除が出来る所も良く考えられている商品だなと感じた。
決してメーカーの回し者でもタイアップでもなんでも無いです。でも、これは久しぶりに良い買い物した。
陶器表面のスジ状のキズのようなものではありませんか?(TOTOサイトへ)