BOSE(Companion 2 Series III) ボリュームが勝手に変わる(汎用ボリュームに換装編)

駄目なものは駄目

ボリュームが勝手に変わる原因がボリュームポットという事が判ったが、新品に交換しても1年足らずで再発する事から、元々ついているメーカー純正のボリュームポットは諦め、ギター等で使われるボリュームポットに付け替える事にした。

部品選定

ボリュームポットの規格はB10K。これはサイズを気にしなければどこにでも売っているありふれた商品。ネットで、まぁまぁそこそこの品質メーカーのボリュームポットを選択。

今回はAタイプじゃなくてちゃんとBタイプ。

それから、ボリュームノブ。サイズは元々が2cmなので、同じ径でいい感じ(笑)のノブをチョイス。穴径は同じく6mmだ。

これはプラスチックではなく、アルミなので質感がいい。BOSEのノブはプラスチックなので、より質感を上げる事が出来る。

元々のノブをそのまま使うという手もあるが、形状がD型であり、過去の経験からこのD型に加工したとしても、センターが出ずガタつく事は分かり切っているので、無駄な時間を使わないように諦める。

あとは、スイッチ。元々のボリュームはオンオフスイッチが内臓されている。基盤でショートさせれば良いのだが、とりあえずスイッチも買っておく。(結局使わなかったが)

改造開始

「改造」良い響きだ。子供の頃からこの言葉を聞くと胸が高まる。(所謂オタク)

冒頭から余談になるが、この不具合原因がボリューム抵抗ではなく、スイッチ部分ではないのかと疑ってみた事もあって、それなら基盤からショートさせれば原因の切り分けができるんじゃないかと実行してみたが、やはり駄目だった。

ボリュームポットの取付

さて、本題に戻って、基盤から不要になるボリュームポットを取り外し、大きさの比較。

大きさは違えど、ノブ径は同じく6㎜なので、筐体への穴加工は不要。しかし、長さが少々長いので加工が必要か。端子はボリュームのみなので3つ。

端子のアサインは純正と同じで、左から1,2,3番として扱える。私の認識としては、1番が順抵抗、2番アース、3番逆抵抗。3番の逆抵抗をこのスピーカーシステムが使っているかどうかは不明だが、基盤を見ても繋がってそうなので、ここはボリュームのデジタル処理をしている事も考慮し、端折らないで無難に接続しておく。

新しいポットは軸径が同じなのでそこは弄らないで済むが、本体側の金具取付用突起が少しだけポットと干渉するので、その部分をリュータで少し削る必要があった。

その他はそのままつける事が出来るが、基盤との関係からポットの端子は左側にかわすように取り付ける事にした。

当初は穴を盛大に開ける必要があると思っていたので少々抵抗があったのだが、既存の穴がそのまま使える事が判ったのは私にとってはとても朗報だった。

基盤とポットの配線

ポットの取付目安が出来たところで、基盤とポットを実際に配線でつなぐ。

配線の長さは10cm程度にして、Rを考えて各長さを調整。露出部分は収縮チューブで絶縁。

接続はいたって簡単。
基盤マーク「1」にポットの1番、「3」にポットの3番、中央を基盤の中央に接続する。
とりあえず、オンオフスイッチはショートさせておく。(S1ーS2)

あとで必要になったらスイッチを追加する事にする。

ポットの取付位置と加工

基盤固定金具に当たらない程度に裏側にナットとワッシャーで長さを調節。回転防止固定用突起はあらかじめヤスリで削っておく。

そして本体に取り付け。

ナットで長さを調整してもまだ少し長いので2㎜程削る。

基盤の装着

基盤側はこんな感じにまとめた。

基盤への配線は右側(基盤裏)から接続した方が良いかもだが、配線とハンダの関係からポットに接触してショートする危険があったので左側(裏側)から接続とした。

完成

新しいノブを付けたスピーカーの姿がこれ。

違和感無し。まぁまぁなんでないの?ノブが金属なので重厚感が出た。さて、音はどうかな?ちゃんと出るか?

「タララ~ン♪」

とJazz(←気障)のいい音が一発で出た。

不具合無しで一発で音が出たのは珍しい。しかも、ボリュームがBカーブなので、少しひねっただけで鳴ってくれる。今まではAカーブだったので、11時方向位までノブを回さないと音が出なかったのが、今は、8時方向程度でデスクトップ環境に必要な音が出ている。しかも安定して、心なしかいい音に聞こえる(←気のせい)

ちゃんと良い音が出ているし、ボリュームをゼロにしたら音は完全に消えるので、予定していたオンオフスイッチは付けない事にした。折角買ったのだが、別の所に使う事にする。(←これも想定内)

あとは、純正とどれだけ耐久性が違うのかを様子見る必要がある。また、不具合等がでたら追記する予定。とにかく、あの音量変化のストレス、不安からは暫くは解放されそうだ。

ブログ後記:一寸にも足らない戯言

直して良いものを長く使う。これぞSDGzというものではないのか。今や、政府なり企業は建前だけの脱酸素とSDGzで金儲け明け暮れている体たらくは何なんだと言いたい。

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