Microsoft Outlookで、特定のメールだけ受信できない。

MS Outlookに新アカウントを追加するが、自社ドメインメールだけが受信できない。

Outlookに複数アカウントを設定して複数人で使用しているパソコンに、新たに新アカウントを追加した。サーバ設定は、既存の設定内容と同じとし、アカウント情報のみ変更した形なので、パスワードがあっていれば問題なく送受信できる筈。

しかし、部外からのメールは受信できるが、何故か自社ドメインだけは受信BOXに来てくれない。

症状

  • メールアカウント設定で「アカウント設定のテスト(T)」を行うと、送信、受信フェーズ共に成功する。しかし、自分の受信BOXにそのテストメールが届かない。
  • 部外者にメールを送信すると、送信済みにも保存されるし、正常に送信が完了する。
  • 自分にメールを送信すると、送信済みには保存されるが受信できない。
  • 部外者からメールを送ってもらうと受信できる。
  • 自社社員アカウントから自分にメールを送信してもうと受信できない。送信側は正常に送信済みに保存されている。

原因調査

まずは、レンタルサーバ側の迷惑メール、ウイルスメール等のフィルタを全て停止するが結果変わらず。

社内LAN上のUTM等の機能も停止するが変わらず。パソコンのアンチウイルス機能も停止するが変わらず。

メールサーバ設定の暗号化通信を止め、夫々110、587ポートにて送受信するがそれでも変わらず。

新しいアカウントなので同じアカウントを別のPCでも受信している事は考えられない。

となると、レンタルサーバのメールBOX異常なのか、もう一度アカウントを作り直して、OUTLOOK設定もやりなおそうかと思ったその時、ふと気が付いた。

原因

このパソコンは既に数アカウントのメール送受信をしており、受信BOXには結構な階層を作って管理されていた。という事は、メールのルールにてメールを横取りしている可能性がある。

メールルールの管理を見てみると、予想通り大量のルールが。その中から自分のドメインを指定しているルールを探し出す。

やっぱりあった!

ドメイン指定で、別アカウントの受信BOXの深い階層にあるフォルダに仕分けされていた。そのフォルダを確認すると今までのテストメールが全て保存されていた。大いに落胆。

なるほど、階層が深いので受信しても未読数字等が判らなかった訳だ。個人管理ならだまだしも、複数人で管理しているパソコンだと設定詳細が判らないから気が付くのに時間がかかった。当然ながら、そのルールを削除する事で正常に受信できるようになった。

考察

考えてみれば取るに足らない原因だったのだが、この類の症状はアンチウイルス、迷惑メールの原因とする事が大半だが、メーラーのルールと言う落とし穴的な原因も隠れている事があるので今後気を付ける事にする。

編集後記:一寸にも足らない戯言

よくテレビで、世代ギャップのような番組をよく見る。年長、若者に分かれ、知ってる知らない、ダサい等、お互い驚き合う内容だが、当然ながら、今世代の方々がやっているファッションや言葉遣い、また、使っている携帯等も、数十年経つと、同じ様に新世代の人間に驚かれる事になる訳で。

新世代

え~、フリックってなに?電話っていちいち指でなぞらなきゃいけないの?

などと言っている情景が目に浮かぶ。

我々昭和世代でも、当時携帯等便利な通信手段はなかったにしろ、ポケベルや公衆電話、留守電のアナログ機器を駆使して、それでもそれなりに楽しく過ごしていた。映画「この世界の片隅に」でも、戦前、戦時中、今考えると物の無い過酷で不便で極まりない時代でも、当時の人たちはそれが当然なので苦労とは思わず、その時代時代に即した生き方、工夫で楽しく生活ができていた筈。

向上心は必要ではあるが、上を見ればきりがない。人が持っているもの等を羨ましく思ってしまう等の嫉妬感は子供の頃から大人になっても変わらないが、「自分が楽しく感じればそれでよし」と思う事が、今更ながら大事だと感じてきている。

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