CB1300SF(SC40)のユーザ車検

車検です

さぁ、また「すーっ」と2年が経ち、すこし鬱になりそうな、そう、車検の時期がやってまいりました。自動車税等は微々たるものだが、加えて任意保険が入ると、どうしても、

うーん、なんでこんな高いんだよ。

と不満に思ってしまう。2輪とはいえ、維持費は軽自動車と変わらない。しかも、実用性なし、趣味100%の代物であるため世間体というか、そこが躊躇するところ。実質費用に加え、ディーラに出すとなると倍近くかかってしまう事になるので、ここはそれ。ユーザ車検でこなして「セーブユアマネー」を実践。

さて、今回は弄りまくったプレではなく、私のCBはノーマル。超・ドレッドノート級ノーマル仕様なので何の心配もない。タイヤも新品バリ山だし、オイル漏れなんて皆無。錆だって見つけるほうが難しいぐらい。しかし、キャブという所で排ガス検査と光軸が心配な所。まぁ、2輪なのでサイドスリップなんてものも全く気にしなくて良いので楽なもんだが。

軽自動車税なのに?

ここで疑問。なんで軽自動車専用の車検場があるのに、軽自動車に属する2輪はそこに行かせないのか。ステッカーの関係か?今でさえ同じだが、昔は2輪用の小さなステッカーが別に有ったし・・・・。

まぁええか。

さて、排ガスはCO/HC濃度検査。私のCBはBC形式車両なので排ガス検査必須という所なのだが、4輪の場合ホンダでいうとデュアルキャブやダウンドラフトのオーソドックスな廉価版エンジンの場合、キャブクリで洗浄してパイロットスクリュで燃料濃度を調整しなければ排ガスは通らない事は多い。

でも、2輪はどうなん?という所で、あるソーシャルネットワークサイトに質問してみたら全然大丈夫だよというアドバイスをいただき、少し胸をなでおろす。いやしかし、こういう回答をすぐに頂けるのは何か有難いというか、心温かいものを感じてしまった。

とにかく、じゃぁあと気になるのは光軸でんがな。コースに通す前にテスター屋に行っとこうかとおもったけど、やっぱり費用は安く上げたい。落ちたら通すという予定でいく。

でも、その場で直せるなら直せるようになっとかなきゃなと、調整ねじを確認。左右はすぐにわかったが、上下がない・・・というか、固定ステーからライト毎動かすらしい。・・・うーん、微妙な調整は難しそうだなと思いながら、あとの保安部品を一応確認して前日は終了とした。

車検準備

書類を用意する。

  • 車検証
  • 納税証明書
  • 整備点検記録簿(要らないと思うが念の為)
  • 強制賠償保険
  • インターネットで予約して、送られてきたメールを印刷。

前日はこれだけ。

あとは、お金、ハンコ、簡単な工具とバインダを用意。

もうひとつ問題は、コースイン時にヘルメットをどうするか・・・なんだよな。

ま、なんとかなるわな。

車検当日

会社は当然休みを取る。いいのだ。今暇だし。休まなきゃいけない時でもあるし。車検は2ラウンドなので、自宅を9時に出発。さすが2輪。渋滞なんてなんのその。すぐに陸事に到着する。2ラウンドの受付時間はまだまだ先だが、お構いなしに受付へ。

今回、重量税は4,400円だという。え?前回5,000円って書いてるぜ。4輪とまちがってねぇか?と思ってたら、税制改正で安くなってるらしい。おぉ。ええじゃないか。

OCR3号30円、重量税4,400円、検査手数料1,700円を購入。

あとは、自賠責だな。ここで自賠責を切るのは初めてだ。自動車整備振興会に入り、継続をお願いする。自賠責は今なら殆どが印刷で出力するが、ここはまだ手書きだ。

自賠責継続 14,110円也。

その間にその他の書類を全部代筆してくれた。おぉ。こりゃ楽で良いや。

あざーっす(^^

まぁ、空いてたからしてくれたのかもですが、車検初めてであればここ利用すると楽かもですよ。

これで全部書類はそろったので、自分のハンコを付いてからもう一度おっさんのいる受付へ提出。でも、名前のフリガナを書いてくれと言われた。どうやら読み間違いがあるようで、読み間違えられた人が、激怒したことがあるそうだ。そんなもん、読み間違えられるような名前だったら、最初から書いとけっつーの。

さて、予約番号と車体番号を確認して、受付のハンコをおしてもらい、2輪用の4コースへ。4コースにはちょうど2輪が1台だけ入っていて、並びはしていない。まだ時間は1ラウンド中なのだが、すいているようなので行ってしまおう。

おせぇなぁ

さて、問題のヘルメットだが、どこに置こうか悩んでいると、観光バスが4コースに入ってきた。一応、私が先なのだが、行っていいよと手で合図して、先に行かせた。しかし、これは間違いだった・・・・。

ヘルメットを入口の脇へ「そっ」と置いて、その観光バスに続く。しかし、その観光バス、保安部品検査からなかなか先に進まない。

なーんでか。

観光バスって、非常口の確認やらなんやらで時間がかかるようなのだ。多分通常の3台分ぐらいの時間がかかってる。こんな事なら先に行かすんじゃなかったよ。

暑い日差しをじりじりと受けながら、バスが終わるのを待つ。待つ。マツ。まつ・・・・・。

「おっせーなぁ」

と思わず漏らしてしまったら、それが検査員に聞こえたのかどうかわからないが、「バスは長いんで、もうちょっとまってくださいね」と言ってくれた。いや、そりゃ待つけどね。でも、検査員っていつからそんなに親切になったんだろうね。

この写真は2ラウンド時の待ち行列

コースイン

やっと私の番。入場して、まずは、保安部品チェック。ライト切替、ウインカー(ハザードは不要)、前ブレーキ、後ろブレーキ、ホーン。以上、問題なし。検査員が、グリップを握り、排気音の度合いを確認し、ハンドルの長さをメジャーでチェックしていた。

「うん」

と頷き、書類にハンコを押しに行った。

ブレーキ検査

次はブレーキ。

2輪専用があるのかと思ったら、これに乗れという。

へ?

手前ローラーがブレーキテスター。そこにまず前輪を乗せる。マイクで、指示があるので、その通りにブレーキをかける。ふつう、車輪を機械で固定するのだが、それもないので、足で踏ん張って、さらに検査員がグラブバーをつかんでくれている。前輪が済んだら同じように後輪を乗せてテスト。まぁ、これで落ちるわけにはいかないのだ。問題なく通過。

光軸検査

次はいよいよ光軸。

この「オートバイ」の線に従って、まっすぐ合わせて、停止線にライトが来るように止める。そういや、この10何年、全自動以外やってなかったからカンが鈍ってる。

すると、4輪用の光軸テスタが動いて目の前でうろうろする。うーん。やっぱだめかなぁ。でも結構いい加減な止め方だし、ハンドルだって動かそうと思えば動くぜえ?こんなんでちゃんと測れるんだろうかと思ったら、テスターがどっかいった。どこに合否のランプがあるのかと探したら、ちゃんと○が灯っていた。おぉ!ラッキー(^^

この後になると、2ラウンドに入って休憩時間とかあるし、落ちたらちょっと2回目はうざいなぁと思ってたのだ。なによりお金が浮いてよかった。でも、本当にこんなんでいいんかい?

これで終わり?

で、検査員が、右側から前に出て、ハンコもらってと言われ、書類を返された。

あれ?

スピードと排ガスは?

・・・ええん?

いい?・・・いいの?ホントにいいのね?!

・・・・・じゃぁ、いいことにしよう!!

最後の書類チェックを受けて、難なく合格。

なんだ。簡単すぎるほど簡単だなぁ。まぁ、ピカピカに磨いてフルノーマルだったらかもしれないなぁ。うるさかったり、いかにも古いバイクだったらこうは行かないんだろう。

ヘルメットは?

書類を口に銜えてコースを出る。すぐにヘルメットを取りに行く。盗られずにちゃんとヘルメットはあった。こういう所は日本でよかったと痛感する。まぁ、取るほどのメットじゃぁないけどね。

庁舎へ戻る

そして、書類を提出しに庁舎に戻る。書類を提出し(書類一式と納税証明、自賠責も一緒に)しばし待つ。

いつもの待合だ。今日は夏の高校野球中継がされていた。しばらくすると、名前が呼ばれ。

陸運局職員

これで完了です

と笑顔で書類を渡された。

そんな笑顔いらんって。役所はむっつりしてるのがお似合いだ。

そんなこんなで、1ラウンド1発合格だったので、とても早く終わった。

車検費用一覧

  • 重量税:4,400円
  • 検査費用:1,700円
  • OCR3号:30円
  • 自賠責(24か月):14,110円
    ————————————
    計:20,240円

俺ならこうする

帰宅してさっそくステッカーを張り替える。

既存ステッカー

既存の車検ステッカーをはがす。よく見ると結構歪んでるじゃないか。細かいと言われるかもしれないが、ユーザは見るところを見て店を評価するんだよ。気をつけなさいと言いたい。

新ステッカーです。


新ステッカー

私が店のオーナーならこうする。(ナンチッテ)

ステッカーに2輪用に貼り方訂正が印刷されているが、4輪と同じように貼ってしまうと裏が見えてしまう事になるので、慣れている4輪ユーザは注意ですね。ボルトワッシャがステッカーにかかるので、あまり締めすぎると、ワッシャが供回りしてステッカーに皺がよるの注意したい。4輪の車検ステッカーが小さくなった理由は2輪と共通にしたいが為だったのか・・・。今やっとわかった。

以上、車検は終了。

あとは、任意保険更新と、本当の車検整備をしなきゃな。