クラッチミートが難しい
どうも私のCBはアクセリングがおかしい、と言うか、トルクが「かよわい」。
最初乗った時に大きな違和感。え?こんなんだっけかぁ?もうちょい発進トルクと言うか、瞬発性があるんじゃないの?どうも回転上昇が唐突で、クラッチが遠いと言うかミートが難しい。そしてエンストしやすい。1,300ccでこのデリケートさは無いだろ?と思い、ディーラに相談するが、やはり
「こんなもんです」
の回答。
しかたねぇ。自分でやるかと色々クラッチやらアクセルやら弄り始め、ちょっとずつは改善したけども、やはり根本は直らない。最近はあきらめ半分、こんなバイクなんだ。マルチって1,300CCでもこんなトルク無いんだ。それから自分の腕が悪いんだわと思ってた。
キャブ同調調整を決意
・・・が、もしかするとキャブ同調狂ってんじゃねぇか?と思い、調整してみる事にした。
まずは4連バキュームゲージを手に入れる。
ストレートさんで円高のおかげか少し安めにバキュームゲージを手に入れた。
正負の計れるゲージも魅力だったが、結局それだとスケールが半分になってしまうので精度が悪くなる。なので、負圧オンリーのスケールの小さく広い表示のゲージを探していると何処の国製かわからんが、ストレートさんのゲージに行き着いた。
サブタンクも買おうかと思ったが、CBのガソリンタンクをメンテナンスモードにすれば、アジャスタに手が届くだろうと思って買わなかった。
手に入れたバキュームゲージを接続し、まずは暖気。
水温が上がり、回転が落ち着いた所でレギュレータを開いてみる。
3番4番が閉じ気味で、負圧が高くなっていた。
これじゃ、発進時は2気筒で動いているようなもんだ。エンストしやすいのはこの為か。
兎に角調整だ。・・・つーか、ドリームさん。納車する時に同調ぐらいしといてよね・・・。
って、そんなの無理か・・・。
2番基準で1番を開いていくと、どんどん音が低音に変わっていく。およよ。こんなに変わるもんか。
アクセルに対してリニアに反応する
調整結果、以前にはなかったアクセルが軽くなった感じになった。唐突な回転上昇は無くなり、アクセルに従順というか、じわっと開けた時にちゃんと回転が上がってくれる。従来のアクセリングにもどった感じがする。
実際に乗ってみるとまず、トルクが若干増えました。今までは、まるでどっかんターボのような加速感でしたが、中速もアクセルにリニアにトルクが出ている感じです。なので、あっという間に回転が上がってしまう感覚になります。それから、一本橋練習のような低速時でも、今までなら「ぷちゅん」とエンストしていた所が、「どごごっっ」と粘ってくれます。なにより、発進時のクラッチミート感がちゃんと伝わってきます。今までだと、そこまで「トン」と繋ぐとすぐにエンストしてましたから、ミート感が無いままエンジンの音を聞いて恐る恐るクラッチミートをしてた。だから、自分のエンジン音が聞こえないとエンストするような状況だった。
図に描くとこんな感じですか。
これじゃクラッチも遠く感じるし、エンストもするわな。
兎に角やって良かった。
2018年8月28日:追記
前々から思っていたのだが、恐らくは、スレーブクラッチのエア噛みだったんじゃないかと今更ながら思っている。クラッチはスプリングの力しかかからないのでエア抜きしにくい。だから、ABSにエアが噛んだ時のようにワンマンブリーダ等で吸引エア抜きをしなけりゃならなかったのかと。あくまで推測だが・・・。
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