CPUファンが壊れた
dynabook REGZA PC D732ですが、画面に次のメッセージが表示されるようになった。
ファンが正常に動作しません。このため十分な性能が得られない場合があります。お買い求めの販売店またはお近くの保守サービスセンターへ点検を依頼ください。
なるほど、WOOOのファンと同じ現象か?
ほこりでも溜まっているんだろうか。でも、動くことは動く。
うーむ。
このPC、購入して1年半ほど。保障期間は当然ながら切れている。でも、2年持たないのかよ東芝さん。
まずは分解
まぁいい。まずは分解してみましょうか。
まずは本体をうつぶせにする。その際、画面に傷がつかないように机に緩衝材を敷いてその上に置く。
足が邪魔になるのと、カバーを外す際にどうして机が邪魔になるの、角に置くのがベター。
まずは、
- 丸1のネジを緩め、右側のパネルを外す。
- 丸2のネジも緩め、同じようにパネルを外す。
このパネルは外れにくいのだが、右側の端から少しずつ力を入れるとぱきぱきと外れていく。 - 2枚のパネルをはずすと、足の固定部分が現れるので、4箇所のネジを外す。
- 足を外したら、無線キーボード・マウス用のUSBドングル(小さなUSBメモリみたいなやつ)を左下にあるパネルを外して抜き取る。これ抜き忘れてそのままパネルを剥がすと基盤割れます。
- 次にパネルを固定しているビスを7箇所外す。すべて同じビス。
- 外したら、まず、DVDドライブの穴に針金等を差し込んで開いておく。(電源が入っている状態から開けておいてもOK)
- その状態で平たく硬いもの(最近は専用のヘラで「ケースオープナー」がと言う商品販売されているようですが、私の場合は金属製ものさし)でパネルの隙間に差込んでテコる(上から下にテコる)と、パキパキと外れて行きます。少し度胸と力とコツがいります。特に角は外れにくいです。少し傷は付きますよ。
- すべて外れたら、DVDドライブベゼルが引っかからないように、パネルを斜めにしながらうまく通して外す。
ファンは見た目正常
外れました。ちなみに、ハードディスクは下中央部、穴の空いた四角いスチール板内に、SATA3.5インチ(Western Digital Greenシリーズ)が格納されています。問題のファンは、中央の黒いファン(FORCECON DFS651712MC0T)。特にほこり等のゴミは見当たらない。手で回しても特に引っかかり無くスムーズに回る。
このファンが見える状態で一度本体の電源を入れてみるとファンは回っている。が、暫くすると止まり、また動き出す。最近のファンは温度検知で低温の場合は回らない・・・と思っていたのだが、同型のPCの動作を確認すると電源を入れたタイミングからずっと回っている。どうやらファンが止まるのはおかしいのですよ。低温でも低回転で回っているのが正解。なので、これはどうやらのこファンが壊れているようです。
ネットでファンを調達・・・が
ファン専門のサイトがあったので、同じ型のファンを調べてもらい、送ってもらったのですがよく見ると違う。
形状も違えば、アンペアも違うし、コネクタピンアサインも違う。
コネクタ形状は一緒なので、動力用ピンを純正にあわせ接続すると、回ることは回る。しかし、風量がMAX!アンペアが違うので当たり前といえば当たり前・・・。そして、これでも冷却できればいいかとむりやり両面テープ等でつけてみたが、回転数の検知ができていないからか、PC側には同じメッセージが出てしまう。
まぁ、サービスを止めれば出ないのだろうけど、アンペアも違えば、回転数も違うものをつけて発熱して発火・・・、なんてことになったら目も当てられない。PC不具合のサービスはやはり止めたくない。
問い合わせするが、意思疎通不可能・・・
このサイト、丁寧な日本語が書いてあったのだが、どうやら中国のようだった。商品はEMSで送付され、メールで送られてきた番号で荷物の追跡を行うと香港は九龍からの出荷となっていた。メールでのやりとりも一応日本語だが、会話内容がどうもおかしい。どうやら機械翻訳の日本語のようだ。機械翻訳で訳されやすいように、簡単な日本語でクレームをつけるが返信なし。
「あ、やられたな。まぁ、中国だからな・・・」
と半分あきらめていたのだが、2週間程後に小包が届き、純正と同型のファンが入っていました。先に送ったファンは送り返さないでも良いとの事。お?遅かったけどやるやん?と思ってビニールから取り出すとちょっと様子がおかしい。
ホコリ、・・・ついてるよ (*´Д`
使用感ありあり・・・。どうやら、どこかのPCからもぎ取ってきた中古らしい。
あのねぇ。いやいや、さすが中国。これで済まそうとする根性。いやまいった。どうせならホコリぐらい拭っとけ。
送られてきた中古のファンを付けてみる
まぁ、ほぼ諦めてたし、とりあえず回ればいいかと思って接続する。ちゃんと回る。メッセージも出てこない。
でも風量はMAX・・・。
ふーむ。
まったくの同型だが、どうやらファン内部のサーミスタが壊れているようだった。(一応同型PCの正常なファンを付け替えてみたが、それは正常に回るので、本体の制御がおかしいわけではない。)もうそのサイトとやり取りする気はもう失せたし、他から取り寄せる気力なし。大した金額でもない。大体、これ以上の対応は期待できない。とりあえず冷却は出来るので、これでよしとする。かなりFANの音がうるさいのだが・・・。
とりあえず分解してみる
駄目もとで元々のファンを何とか修理できないかと分解してみました。
ファンカバーは、プラスチック部分を溶かして固定しているので、削るしかありません。
ファンと基盤は、軸にリングが挟まって固定されているようで、力を入れて引き抜くと、「ぷちん」という音と共に抜けました・・・。でも、基盤が割れそうな勢いですので、本当のはずし方は他にあるのかもしれません。もしくは分解不可能なのかもしれません。
観察したのですが、特に見たところ消耗部分や不具合は見当たりませんので、基盤の何か?が壊れているのではないかと思います。なので、ファンを修理するのは諦めました。がっくり。
あまり役に立たない記事になってしまいましたがご勘弁・・・・。.
考察
やはりですね、オールインワンPCは壊れると面倒だという事と、海外サイトには(特に中国)手を出すなという事を改めて痛感した次第です。
2015年1月8日:追記
恐らくこのファンが原因でマザーボードが壊れました。
こちらのお話・・・・、何度も読みました、D732のファン日本では入手不可能、アリババから届いたものは煙がでました、自分でファンを作りました・・・minaharu023
初めまして。
コメント、見ました。ファンが正常に機能せず、困っていたところこちらの記事にたどり着きました。
ファンを自作でとありましたが、もしよければ自作の方法を教えていただけないえしょうか。
コメントありがとうございます。
修理交換作業お疲れ様でした。
四苦八苦された様子が目に浮かびます。
いやしかし、自作されるなんて凄いですね。
日本では製品が壊れたらすぐ買い替えざるを得ないこの状況。
エコだ温暖化だと叫んでいる割には、日本は真逆の事をしています。
部品供給等、アフターサービスについて、
日本企業もここは海外を見習って頑張ってほしい所ですね。
拙いサイトですが、また何かお役に立てれば幸いです。