最も気分の悪かった飲食店レポート「岡山県最大級の回転すし屋」(副題:翼をください。)

岡山最大級の廻るコンベア

両親の記念日に、何かうまいものでも食いに行こうと言う事になり、以前行ってなかなか良かったと記憶していた「岡山最大級の廻るコンベア」と言う謳い文句の回転寿司屋へ行った。店舗規模では県内でも大きく、100円ではないちょい高い回転寿司店。以前、開店当初に行った時は満員だったから大丈夫かと心配していたが、結構空いていてすぐにテーブル席に通され安堵したが、流れている寿司を見て愕然。

どれもこれも、コンベアを10周以上はしているんじゃないかと思わされるような乾いたイカ、なにか得体の知れない干乾びた軍艦巻き、乾いたスイカなどのフルーツ。そして揚げ物。どれもこれも残り物。以前来た時はとても威勢があり、ネタも新鮮で種類も豊富、ネタ盛り沢山で美味しかったのだが・・・。

にぎり担当店員は数名いるが、手を動かさず直立不動。いやな予感を感じつつも、まずは赤だしを4つを頼む。が、2つしか来ない。オーダーはレシートにも4つになっている。店員に確認すると、謝罪もなく「ぶつぶつ」いいながら運んできた。しかもぬるい。

いやな空気を払拭するべく、まずは祝杯を交わして、さぁ回っている寿司を取って食べようと思うが、見ての通り残り物しか流れていないのでカウンター内の握り担当?に寿司を数点を注文する。

しかしこない。
暫く待つがこない。

そんなに混んでいる訳じゃない。店員も暇そうにしているように見える。今回来てから初めて頼むので待ち時間がわからない。待っている間に注文したネタの一つが流れてきた。これを取れってことなのか?いや、持ってきてくれたらダブってしまうし。暫く指を銜えて待っていたが、痺れを切らして店員にオーダーが通っているか確認すると、むっつり顔で、

店員

幾つですか?

・・・・。

いや、こっちはオーダーが通っているか聞いているんだがな。もう一度問い質すと、

店員


だから幾つですか?

と、のたまう。

「だから?」

そのバイト君はどうやら注文を受け忘れていたらしく、謝るのが恥ずかしいのか嫌なのだろう。

ありがち。バイトの先輩として失態は見せたくないという心情か。そんなに忙しくもないのに忘れるのか。

私が声を荒げて店員をそこで叱ってもよかったのだが、そばには家族も居るし、たかがバイト君にうっぷんを晴らした所で何の価値もないので素直に店員に注文した一つを伝える。

すると寿司はすぐ出てきた。そして、またぼーっとする店員たち。

駄目だこの店。やらされている感満載。

勿論「すいません」の一言も無し。他にも頼んでた寿司があったんだけどさ・・・。

閉口せざるを得ない。

新鮮なネタをお客様に提供する為に・・・

店員は多数くいるが、暇そうにして寿司を握らない。客の反応もみようとしない。店員同士との団結は強いようで、仕事の分担は気を使っている。なんなんだか・・・。

店長等教育担当を擁護する訳ではないが、パワハラとか言う言葉の所為で教育もろくにできなくなっているのだろう。そして、自分から謝罪する事も出来ないようになっている。情けないこの世の中。これはなにも子供だけではなく、大人でも出来なくなっている。特に国会議員さんとか大臣、官僚とかの偉い方々がね。

メニューには「マグロづくし」とか、大トロ、中トロ、カマトロ等色々有って、写真には肉厚で新鮮そのものだが、出てきたのは半分凍ってシャリの上に板のように乗ったカチカチペラペラの身で、どれも同じ赤身にしか見えない。恐らくは同じもの。父がマグロが好きだったのでその「マグロづくし」を注文したが父も苦笑い。すまない。店チョイス間違った。折角の記念日が台無し。且つ、私の顔に泥がべったり塗られた。

ホームページには「新鮮なネタをお客様に提供する為に云々」って書いてあるがどういう事なのか。そして、メニューには何故か居酒屋のメニューがあり、そっちのほうがボリュームがある。どうやらこの店は本業を間違えているようだ。総じて本末転倒。

頼んでも寿司が出てこない、淀んだ空気で会話も弾まず、一人4皿ぐらいでもう帰ろうかという事になり、帰り支度をしていると頼んでいない何かのフライ巻を持ってくる店員。頼んでないよと優しく伝えると、また不満げな顔でむっつり何も言わずに去っていった。

この店が空いている理由が分った。肩を落として店を出る。岡山県ってこういう店が多いような気がする。いや本当。

近年増えているバイトテロや、飲食店舗での愚行と同じかな。

速くおよげたいやきくん

気を取り直して、帰りに以前から気になってい「たい焼き専門店」に寄った。私も普通のたい焼きにだけにすればよかったのだが、いろんな種類があったので色々頼んだ。すると、今から焼くので5分まってください。との事。店内は暑いので車の中で待っていてください。と言われたので、まぁ、5分ぐらいならと言う事で車の中で待機。

しかし、5分待っても来ない。10分まってもこない15分・・・。

またも痺れを切らして見に行くと、焼くのを失敗してもう一度焼いているとの事。

なんで言いに来ないのか。

そんなに混んでいるわけじゃない。結局30分ぐらい待ってやっと持ってきた。また車の中に嫌な空気が。冗談交じりで「この待ち時間はないよねぇ」と言いつつ紛らわそうとしたが、やはり一度汚れた空気はなかなか戻らない。そして不味いという泣き面に蜂。たい焼きで不味いって大概だぜ・・・。

最後に、夕食の買い出しにスーパーに寄って、ついでに数点惣菜を買って家で食べた。なんとこれが一番おいしかった。あぁ、悲しいかな外食産業。腹が立つを通り越して悲しくなった。

今の私の心境を表すとこうなる。

私の舌が肥えてきたのか?岡山県の外食産業は評価は低い。先日、北海道で食べた回転寿司はものすごく新鮮で、大トロこれで300円?っていうぐらいボリュームのあるネタで大満足した。本場?と比べると可哀そうだが、ホームページにもそれなりの謳い文句を出しているのであればそれなりの仕事をしてもらいたい。ちなみに、そのたい焼き屋は暫くすると閉店していた。当然だ。誰の為の何の為の店か。これを取り違えると生き残る事は出来ない筈だ。

2019年5月13日追記

その回転寿司屋も閉店していた。これも当然だ。