Web会議、テレビ会議システム
このコロナ禍によってテレワーク、ウェビナー、Web会議の利便性が認められ、一気に世界中に広がった。だが、ZOOM等は一時、ハッキング等のセキュリティーに関して脆弱性が取りだたされ時期があり、当初は知名度も低く安全性が問題視されていて、ちょっと日本人は手を出しにく状態だったのに、いつの間にかWeb会議のスタンダードとなり名声を得ているのは既知のとおり。これには私も驚いた。
ウェブ会議ソフトは数あれど、やはり、態々有償のアプリを導入するのは如何なものかと言うけちけち根性が芽生えてしまう。そこで、自社にはマイクロソフト365が既に導入されているので、これで大いにクラウドサービスとして活用してやろうと思ったのだが、これがまた分かり難い。
難儀して覚えてやっと使えるようになったと思ったら、また、システムが刷新されて、今までのやり方では使えなくなる等。直感で使えていたのが、どうにもこうにも複雑怪奇な代物となっている。では、何故こうなるのかと言うと、プログラムを組む段階としてオブジェクト指向(クラス化)を極めて構築していくと、プログラムとしては汎用性、修正のしやすい構造にはなるのだが、ソフト自体の使い勝手が悪くなるという本末転倒なデメリットが顔を出していると自分では解析する。
以前は確か、この辺りにあった筈の「会議作成」ボタンが無い。
記憶間違いかもしれないが、探す事も無く、Web会議を作成する事が出来た筈なのだが、何故か探しても見つけられない。確か2年位前の事だった筈。
ググってみると、確かにあったのだが、こんなところだっけなぁと首をかしげる。早速、ウェブ会議を作成するが如くボタンをクリックするのだが、開始できません等と言ったメッセージが表示されて、Web会議のアドレスを取得する事ができない。
メンバーの作成や込み入った設定は必要ないのだが、これには一つだけ「コツ」が要る。
Web会議のアドレスを取得する方法
- 開いた画面の右上の「新しい会議」ではなく「今すぐ会議」をクリックする。
- すると、「会議の名前」を入力する欄が現れるので、任意の文字を有力する。
- その後、すぐに始めるなら「会議を開始」ボタンをクリックすればいいが、メール等でWeb会議に参加を呼び掛ける場合は、「共有リンクを取得する」をクリックする。
ここで、「開始できません」等のエラーメッセージが出た場合は、何度か「共有リンクを取得する」ボタンを押せば、取得する事が出来る。
システムの性質上、Web会議のアドレスを世界中の要求にこたえながら、ユニークなアドレスを排他的に作成し配布するので、アクセスが集中している場合はこのようなエラーが表示される。なので、アドレスを取得できるまで何度か(5回から10回程)押せば、共有リンクを取る事が出来る。
- 無事、アドレスの表示された画面が出てきたら、そのままリンクを取得してメール等で周知すればいいが、オプションがあるので、細かい設定を行いたい場合はクリックして内容を変更する。
ロビーとは
- その中に、理解不能な文言がある。「ロビー」だ。
このロビーは、主催者側と参加者側の概念に基づくものだ。確かに読んで字のごとくなのだが、最初見ても何のことか理解する事は難しい。
要は、主催者側の建物(ここではWeb会議)に参加者を集め、開始まで待っててもらう「待合室」と言う意味合いになる。なので、主催者側(自分の会社)で、特に参加するのに承認は必要ない場合、待合室をパスして直接参加可能なユーザとして「所属組織内のユーザおよびゲスト」を選択しておけば、主催者側の人間が全員参加した事を確認してから、参加者を実際のWeb会議(室)に招き入れる事が出来るというもの。
- 実際に参加者が配布されたアドレスをブラウザに張り付け、実行すると以下のような画面になる。
ZOOM等と同様に、既にチームズをインストールされている場合は、「Microsoft Teamsを開く」をクリックすると自動的にアプリのチームズが開いて会議画面が表示される。
チームズを持っていないユーザの場合は、開いているブラウザで実行する事が出きるので、その場合は「キャンセル」をクリックし、ブラウザに表示されている「このブラウザーで続ける」ボタンをクリックする事でアプリ無しでの会議に参加する事が出来る。
「今すぐアプリをダウンロードする」リンクをクリックする事で、その場でチームズをインストールする事も可能。
注意点として、ブラウザとアプリとの機能的な点は変わらないが、アプリの方が反応速度や通信安定性は良い。
- ビデオや音声の設定を行って、「今すぐ参加」をクリックし、会議に参加できる権限を得られれば、次の画面が表示され、無事Webを行う事ができるようになる。
ブログ後記:一寸にも足らない戯言。
MS365サービスを契約しているにも拘らず、このチームズを使わずに何故かわざわざ有償のZOOMを使ってWeb会議を行う人をちらほら見かける。そんなに使いにくいのか?と頭を傾げていたのだが、④のアドレスを取得する所でとん挫していたのかと理解できた。
あ、そりゃこれでは無理だと。
私も最初は、「今すぐ会議」ボタンをクリックしてもアドレス取得できず困っていた人の一人。原因を解明すべく、参加させるメンバーをいちいち作成して権限を割り振らなければならないのか?等考えたが、そんな面倒なら簡単なZOOMを買った方が良いわと言う思考にやはりなってしまう。
最近のプログラム、アプリのエラーメッセージは直訳が多いか、前述したクラス化、オブジェクト指向の強い、入り組んだプログラムの場合、エラーハンドリング(try catch)箇所によっては、全く意味の違うエラー文を表示させてしまう場合がある。近年のジェンダー問題や、ハラスメント、機微な差別問題の違和感のように、どこか趣旨、論点がズレてしまい、思わず悩んでしまう場面に直面する事が多いように思う。しかし、それを完璧にこなそうとプログラムを組むと、人間の目では追えずとんでもない迷宮に嵌るので、結局、曖昧、且つ、いい加減なプログラム、システムと化してしまう。しかもソース内にコメントを入れない等のズボラが目立つのも人間性が垣間見えたりする問題は永遠の課題とされる。これがアプリを使ってる上での違和感であり、現状と解析する。プログラマーとしての利便性は良いのだが、オブジェクト指向と連呼するような職人気質の複雑怪奇なプログラムはもうコリゴリでっせというのが正直な感想。簡素化するのに「GOTO」だって使い方を間違わなければ立派なプログラミング手段の一つだ。これは理想論なのかもしれないが、何事にも直感で分かりやすいプログラム、システムを組んでいきたいものだと思う。
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