BuffaloのWiFiルータ
色々お世話になっているBuffaloのWiFiルータ。年々WiFiの規格が上がっていくにつれ、新機種を投入しているメーカーの一つ。
数あるWiFiルータメーカでも何故かBuffaloを選んでしまう。別に回し者でもなんでもなく、色々取り扱っていて、一番使い良いからだけである。値段も手ごろ。
20年程前、WiFiという単語がまだ生まれてない頃、流行りで某大手メーカー製の無線LANを導入した事があるのだが、接続品質等あったものじゃなかった。繋がらない、切れる、壊れる。ユーザからこっぴどく怒られ、ひどい目に遭った経緯がある。なので、暫くは無線LANを企業に導入する事は避けていた。
しかしながら、昨今の携帯キャリア5G、6GやらWiFi5のやら6やらCPU性能向上と同様、接続制度、通信速度は基幹系システムでも実用可能なレベルに上がってきて(それでも私は扱わないけど)、信頼は置ける通信手段となっているのは、既知の通り。
それから考えるとかなり安定しているので、このメーカーをよく利用している。勿論、法人格でも小規模での話ではあるが。
モードスイッチって何よ?
ただ、不思議というか、よくわからない機能「モードスイッチ」がいまいち理解できていなかった点がある。
それはAPモード(アクセスポイント)にすると、ブラウザでの設定画面アクセスが出来なくなるという事。というか、初期設定がDHCPになるのでアドレスが判らなくなる。DHCPのないクローズドテスト環境では、APIPAが割り当てられ(るのか?)、ウェブでのアクセスは不可能になる。
更にはブリッジモードと言う呼び名があるので尚更判り難い。ブリッジモードとは、私たちから言わせてもらうと、ルータ同士が相互に無線で通信し、遠隔地(離れ等)にLANを中継する為に使う中継機モードの事を連想するからだ。でも更に中継機モードは存在する。混乱する。それはまたWBモードとも言うらしい。
統一してくれんかね・・・。
また、ルーターモードでアドレスを割り振っていても、モードを変える事によって設定が完全に別物になり、APモードとして独立の設定が採用されるからだ。だから、今までつながっていたのに、全く繋がらない。APモードにすると、このルータ自体のDHCPも停止されるので、接続されたパソコン自体もAPIPAが割り振られてしまう。
しょうがないからルータモードでネット接続設定をしない状態で放置すると、勝手にこのルータ設定ポータル画面が開いたりしてしまう。
この辺りの仕組みが分かっていないと、なんだこれ?となる。
APモードを使いこなす方法
基本的にはAP自体はDHCPクライアントとしてIPアドレスが自動で割り当てられる(DHCP機能がネットワーク上に存在する場合)。しかし、AP機器時割り振られたIPアドレスが判らない場合や、IPアドレスを固定にしたい等、細かい設定を行う場合Buffaloさんお得意のエアステーション設定ツールで行う必要がある。
これは、物理LAN上にパソコンとWiFiルータを接続しておけば、もし、IPアドレスのセグメントが違って設定画面にたどり着かなくても、Buffaloさん独自のプロトコルでMACアドレスを検知、通信を行って新たにIPアドレス等の設定を行えるようになるというもの。
この「APモード時にこのツールを使う」という、今考えると「至極簡単」な事なのだが、この情報がウェブサイトを見ても自分では見つける事が出来なかった。また、APモードでの取り扱いはDHCP有りきでの解説しかない。更には、通常はルータモードで自動判別にしなさい等の指示があり迷う。実際、ここまで理解するのにかなり時間がかかったのである。
この方法を知れば、後はルータモードとAPモードの違いは、インターネット接続設定(PPPoE)等の設定、DHCPサーバが実装されない位の違いしかないので、好きに設定が出来る。
接続物理LANポートに関しては、通常はインターネット接続に使う青色ポートも、ただのハブポートとして使えるので、細かい所だが無駄なポートがなくなり、余計に1台繋ぐ事が出来るようになる。
法人で使うのであれば、大体はNTTのCTUにプロバイダ接続設定を行い、UTM等ファイアウォールを経て、WIFIアクセスポイントを設置するのがセオリー。
今回は同施設に3か所設置するので、1つのWIFIのSSIDと暗号化キーを他の2つのAPに上書き設定を行い、同じSSIDでローミング接続が行えるようにした。
ちなみに、私は「AOSSボタン」は一度も使った事が無い(苦笑)。
これ正直、不要だと思う。
コメントを残す