WinZip System Utilites Suiteが削除できない。

ユーザから、ウェブからフリーソフトをダウンロードした際に、気がづくと何故か勝手にWinZipがインストールしまっていて、それが削除できないとの連絡があった。

このソフトは詐欺まがいのソフトだが、マルウエアの挙動は取らない。あくまで製品を買わせる為のアドウエアとしての存在である。

ウェブの世界の至る所にこのアプリが仕込まれており、このWinZip自体も無くならない事から、一定の成果を上げているのだろうと思わざるを得ない、人の苦労や親切心を悪用する最低のソフトウエアである。

アンインストールがグレーアウト

さて、コントロールパネルの「プログラムと機能」を確認してもこのタイトルは表示されずインストールされてないように見える。「スタート」→歯車アイコンの「設定」から「アプリ」→「インストールされているアプリ」を確認すると、このソフトの名前は表示されていた。

このソフトのまだ救える所は、普通にアンインストールすれば消えてくれる事だ。
しかし、今回の場合はこの場所から「…」をクリックしても、「変更、アンインストール」はグレーアウトしており、クリックできない。

なんでや。

原因はアンチウイルス

該当のPCにはアンチウイルスソフトの「ESET」がインストールされており、このWinZipがインストールされる時に反応し、インストールを妨害していたのだ。全て妨害してインストールを阻めばいいのだが、中途半端に妨害し、実際にインストールを実行させ、結果、削除に必要な「uninst.exe」が存在しない状態になってしまっていたのがグレーアウトしていた原因。

解決策

  1. WinZipはマルウエアではないという仮説を元に(汗)、一旦PCにインストールしている自分のアンチウイルスを停止するか削除する。ESETの場合、一旦停止やフォルダ検査無視設定をしてもWinZipに反応してしまうので一旦削除した。ただ、パソコンにアンチウイルスが実装されていない丸腰の状態では、アドウエアと言えども恐ろしいので、一旦データ等はバックアップし、LANケーブルを抜く、WiFiを切断等して通信が出来ない状態にて、アンチウイルスを削除、不活性化する。
  2. アンチウイルスが働かない状態で、再度WinZipを上書き再インストールする。これによって削除されていたuninst.exeが書き込まれ、WinZipの削除がが可能となる。結果、グレーアウトしていた「アンインストール」がクリック可能となる。
  3. 「設定」「アプリ」→「インストールされているアプリ」にあるWinZipの「…」をクリックし、クリックできるようになった「アンインストール」を実行する。暫くすると削除が完了する。完了後のアンケートのようなWinZipのウェブページが開くがそれは無視し、再起動を行う。
  4. ネットワークを復活させ、更に念の為、ADWクリーナー(Vectorより)で、残骸を掃除してもらう。(このADWクリーナーでもWinZip自体削除出来るかもしれない)
  5. 最後に1で削除してしまった、アンチウイルスを再インストールする。

ADWクリーナーはフリーソフトなので100%とは言い難いが、Vectorから提供もあるように、実績のあるソフトで今の所問題はない。

以上の作業で、綺麗に削除ができ(多分)、起動時の強制スプラッシュ画面等は出なくなった。

ブログ後記:一寸にも足らない戯言

最近、過去の自分の言動を思い返すたびに、その至らなさに自戒の念を抱くことが増えた。若い頃の振る舞いは、今思えば顔から火が出るほど恥ずかしいものもあり、最近のことでも、ふとした瞬間に自己嫌悪というか、何とも言えない感覚に襲われることが多くなった。
過去のことなのでどうすることもできないのだが、気を抜くと連続してフラッシュバックが起こり、へこんでしまう。・・・鬱なのか?
ただ、こうして振り返ることで、少しは成長できたのかもしれないと前向きに捉えようとしている自分が居る事も確か。それでも、あの時に今の自分の考えが少しでもあれば…と悔やむ気持ちが消えないのが正直なところ。でも、その気持ちがあっても実際にはその言動を自分で訂正できず行動に出てしまう事もあったりして猶更へこむ。人間、一生勉強、修行なんだな。