logitech g29 ハンコン修理(その6、部品換装、動作検証編)

自分のハンコンに換装する

さて、なんとか基盤を取り出し、自分のハンコンへ付け替える。動く事は動くのだが、キャリブレーション動作がおかしい。

右→左→中央という動作が途中で終わり、それを繰り返している。しかも止まらない。5分ほどほおっておくと、最後は規定動作を行い、正常動作するようになった。
やった。直ったと思ってプレイしてみると、途中でハンドルスイッチ部パドルが無反応になる。レブリミットLEDも無反応。再起動すると、同じフェーズを繰り返して使えるようにはなるが、途中で症状が再発する。特に、岡山国際サーキットヘアピンコーナーを通過すると急に症状が発生する。そして。動作をみてみるとUSBの認識音がその度に鳴る。何か接触不良の症状に思える。

とりあえず、もう一度分解。

コネクター辺りの半田クラックか?と思い、再半田してみるが直らない。基盤自体を交換してみるが同じ。モータに取り付けられているセンサーがおかしくなったのかとそのセンサーを交換してみるが直らない。

うーん、と悩むこと数日。

もしや?とハンドルの7Pコネクター配線を1本1本導通テストしてみる。
コードは基盤固定プレートの下を通っているので、まずプレートを外す。

プレートは外すとコードが見える。このコードのたわみを利用してコードの接続を維持しているようで、本体側にはL字型のコード固定部がある。この固定部とハンドル部の取り回しをきっちりする事で接触不良を予防していると思われるが、それでも影響があるんじゃないのかな。ちなみに、プレートを外すと透明シートがあるのでなくさないようにしたい。

おそらくはショート防止なんだろうが、基盤のボルト部分を見てもどうやらアースを取っているようだ。これがないとちょっとやばいかもだ。兎に角外してみる。しかし、コードを抜こうとしてもピニオンギアの小さな穴が邪魔して交換できない。

※チェックし難いけど、ケーブル本体から外さなくとも、両端のコネクタを外し、そこから導通チェックは出来る。

なので、コネクターから一本一本コードを爪を浮かせて抜いてゆく。抜けたところでコード自体をチェックするが外見は問題なさそう。

では、テスターで7本あるコードを端からチェックしてゆく。

まぁ、導通あるんだろうなと6本目までチェック。問題ない。最後の一本。まぁ、これもいつものパターンで問題無く、じゃぁなんだんだよぉって落ち込むんだろうなと思いつつテスターを当てる。

が、反応なし。何度やっても導通なし。

不具合一つの原因が判明。しかし。

そういえば、壊れる前からフルステア切った後にシフトが効かなくなる症状が出てた。ハンドルをフルに切った状態では、コードのねじれ負荷がコネクタにかかり、接触不良が起こる様だ。

早速、このコードを交換する。

交換後、初期キャリブレーション動作も、延々と続く症状もなくなり、正常動作を確認。そして、検証ついでに久しぶりにiRacingでレースに参加する。

ああ、いいな。ちゃんと動くってなんて気持ちがいいんだろう。レース序盤、どうも初心者なのか道を譲ってくれたつもりなのだろうが、走行ライン上でブレーキ掛けてくれたからカマ掘ってしまった。そのまま次のカーブを曲がると急にスカッとフォースフィードバック消失。

マシンのダメージからか、そんな機能あったっけ?と思いつつレース続行。しかし、フィードバックが無くなると感覚がおかしくなるので派手にスピンして壁に激突。

兎に角ピットに戻って車のダメージ修理。ピットを出たら通常通りフィードバックが戻ったが、なんか弱いような。暫く走るとまた同じようなスカっとフィードバックがなくなる。ん?ダメージが後を引くようなシステムになったのかな?と一旦レースを終わってテスト走行を行ったが、フィードバックが効いている時でも少し力が弱いような。故障の原因の一つのキャリブレーション動作不良はケーブル交換で直ったが、恐らく、今度は基盤の接触不良か半田クラック辺りの不具合がまだある様だ。

元オーナーの扱いがぞんざいだったから基盤にダメージが出てるのか。

MOSFET
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