完全な管理者権限を使用してOneDriveを実行する事はできません
最初は、Windows7にインストールしていたのだが、この訳の分からないエラーに悩まされていた。
タスクマネージャでインストーラの振る舞いを見ているのだが、途中で消える。落ちたのかどうなのかはわからない。でも、スタートメニューには管理者権限の盾マークのついたOnedriveのアイコンはできている。アイコンをダブルクリックするとこのエラーが表示される。そして、設定画面まで表示されない。勿論、右下の常駐エリアにあの雲マークは表示されていない。
と突っ込みたくなる。
原因の調査
エディションはWindows7 Home 64bit。
既知の通りWindows7はサポート期限切れなので、これはWindows7が原因なんだろうと諦め、最近のウィンドウズ10アップグレード機能を利用してアップグレードした。
1時間程度で問題なくWindows10にアップグレード出来たので、再度インストールを試みる。というか、Windows10にはOnedriveは標準でインストールされている筈なのだが、それがない。
しょうがないからもう一度インストールしてみる。
だがしかし。
同じエラーが出るではないか。なんでだ?
単純に考えると、ウィンドウズ7の所為ではなかったということになる。
その他の原因を探る為にググってみる。例のごとくMSサイトでは、それらしき情報が出ているのだが、全くお門違い。
フォーラムでは、お決まりの、
「完全な管理者権限を使用して OneDrive を実行することはできません」と表示されるのですね。
という他人事応対が炸裂している。全く意気消沈である。
毎回思うのだが、自社の製品でユーザが困っているのだから、「ご不便おかけして申し訳ございません。」の一言が出ませんかね?事例だけの対応ではなく、事象の再現位までは対応してくれよと言いたい。どれだけオタクの製品で困っているのか考えないのか?
また、その対応内容も、結局は「Windows 10、Windows 7 または Windows Vista の OneDrive の同期の問題を解決する」を参照せよ。解決したら解決ボタンを押せ。とクローズを迫られる。政治と同じで、誰の為の何の為のフォーラムなのか、モデレータの点数稼ぎの為のフォーラムではない。そこの所を今一度考え直してもらいたい。
愚痴はこのぐらいでおいといて。
原因と解決策
原因は、OSが64bitなのに、ダウンロードしていたセットアップファイルが32bitだったことが主な原因だった。特に32bitでも動く筈だが、今回の環境ではこの事象が発生した。これが仕様なのかバグなのかは不明。
- まず、「アプリと機能」から32bitのOnedriveを正規の手順で削除する。
- 再起動。
- 次のフォルダを削除する。
%UserProfile%\OneDrive
%LocalAppData%\Microsoft\OneDrive
%ProgramData%\Microsoft OneDrive
C:\OneDriveTemp
※%~%はシステムフォルダを指すので、ウィンドウズボタン横の「ここに入力して検索」に張り付けると表示される。既に削除された等で存在しない場合は表示されない。 - 64bit版のOnedriveインストーラをここからダウンロードする。直接ダウンロードが怖い場合は、こちらのマイクロソフトページからダウンロード。
- ダウンロードしたファイルを実行。
- インストールが終わる(消える)と、暫くすると、右下の常駐アイコンにOnedriveのアイコンが出てくるので、クリックしてログイン情報などを設定する。
無事インストールが完了して、同期が始まった。ただ、インストールが正常に完了しても、フォルダが2つ表示される現象は健在のようだ。
無料版と有償版の違いと思われるが、どちらをクリックしても同じOnedriveフォルダが表示される。原因は今の所分からない。
「完全な管理者権限」で実行出来なけりゃ、一体誰が出来るの?