一体、二酸化炭素は空気中にどれぐらいあるのかと疑問に思ったのでググってみると、二酸化炭素が占める空気中の割合は、僅か0.032%(体積比、2011年時データ)に過ぎないらしい。(参考wiki)その殆どは、酸素と窒素が大半。
確かに、二酸化炭素は温度上昇の原因となる物質の一つである事は科学的証明されているようだが、窒素や酸素のように空気中成分の大半を占めているならまだ理解はできるが、この空気成分グラフ上でも線すら見えないような、所謂、空気中成分として無視できる程の濃度の気体が、この地球に起こっている異常気象の原因になるのか?という疑問をずっと抱いている。
天動説レベルの勘違い
地球の気候が不変という事自体が、人類がまだ地球中心に考えている証拠であり、かの天動説の域を脱してない。
少し視野を広げて宇宙空間に目を向ければ、太陽は11年周期(シュワーベ周期)で活動の強弱を繰り返している事が明らかだし、太陽系内でも宇宙線、惑星や衛星の重力、磁北の移動、地磁気の減少によるバンアレン帯の変化、太陽フレア、さらには銀河渦・腕中移動の影響など、さまざまな要因が地球環境に複雑に影響を与えている。
そのため、単に二酸化炭素を減らせば温暖化が防げるという単純な話ではないと、多くの科学者も警鐘を鳴らしている。
地球における人間の活動地域
地球上の陸地は3割、その他の7割は海という事は言うまでも無い事だが、更に、その3割に対して人間が活動している地域割合は僅か1割と言われている。
地球の表面のうち人間が居住している地域『エクメーネ』の定義とは異なる。Wikiで言われている人間居住地域の88%は、例えば日本の100%を居住地と定義しているように、農耕地を含む国単位レベルの大まか定義でしかないので、ここで対象としている純粋な地域割合とは異なる。上記図航空写真をみても、殆どが山の緑か農地である事は火を見るよりも明らか。
すなわち、陸地の殆どが森林か砂漠、そして南極の氷であり、人間の活動による炭素が発生している地域は、単純計算で地球上の3%しかない。冷静になって地球全体を俯瞰し、人間の活動領域が考えているよりも少ない事に気が付かずに人間の所為にする事は、もはや、カルトや心霊現象の類といっても過言ではない。
そもそも、二酸化炭素による地球温暖化は実証できていない。言わば二酸化炭素削減の温暖化対策は見切り発車でもある。IPCCに言わせれば、何もしない事の方がリスクが高いと言う事らしい。身勝手な理論である。
炭素だけにフォーカスが当たっている不思議
もし、炭素濃度が変化するなら他の成分も変わる筈。例えば酸素。
空気中の酸素の割合は約5億年に渡って殆ど変化していない。もし酸素が今以上に増えてしまったら地球上は火の海と化している。何故なら、酸素は支燃性ガスだからだ。
今、地球上で人間が暮らせているのは、この酸素の割合が絶妙に保たれているに他ならない。逆に、二酸化炭素を人工的に減らし、酸素の供給源であるバクテリアや植物の生命線を絶ってしまったら、温暖化どころの話ではなくなるのは言うまでもない。
経済における「誰かの赤字は誰かの黒字」と同様、炭素が減ると他の気体が増える筈、その議論はされていない。
事実は変わらない
勿論、気候変動により極地的な大雨、洪水、また大寒波による大雪、気温低下が頻発している事は事実であり、地球環境を大事にしなくてはいけない事は大前提だ。
だが、今の気候変動対策が見当違いで、二酸化炭素を悪者にしたこの地球温暖化問題が誰かの私腹を肥やすために世界中人々をだまくらかしているとしたら、同然許されるものではない。
コメントを残す