LiveMailの後継がなくなる
Windows10になってLiveMailの後継がなくなるという、マイクロソフトの陰謀にまんまと嵌る我々Windowsユーザですが、さぁ、何を使えばいいのかという所で、大そうなMS OutLook使わざるを得ないという選択肢が浮上するのだが、そのデータ移行がどうにも煩雑（旧ＰＣOutLookへエクスポートするのに時間がかかりすぎたり、エクスポート中に落ちるとか・・・）になるので、ちょっと敬遠がち。
そこで、無償で使えるメーラというとThunderbirdが候補に挙がる。
おい、ちょっと寄付しろよっ！という文言が目障りですが、機能的にはLiveMailとどっこいかと思います。
ただ弱点が多数あり、一つのフォルダが４Ｇまでという、昔のOutLook Expressのような縛りが存在します。更にはメール送信時、送信ボタンをクリックすると問答無用で即送信（ファイルメニューから後で送信する事も出来るが）というペナルティー的な機能が備わっている。アドオンで出来るのかもしれないが、あまりごちゃごちゃ設定して後で何を入れたのかわからなくなりたくないので、できるだけ素で運用したい。大体、なんでオプションで設定できないのか非常に不思議なのだが、とりあえずこのメーラーで凌ぐ事にした。
受信トレイフォルダが満杯
で、データをThunderbirdにインポートして、さぁ受信しようとすると、
| 受信トレイフォルダが満杯のため、これ以上メッセージを保存できません。メッセージを保存する領域を空けるには、古くて不要なメッセージを削除するか、フォルダを最適化してください。 |
というメッセージにぶち当たる。
旧LiveMailからのメールボックス容量が４Ｇを超えている為こうなる。インポート自体は４Ｇを超えても大丈夫だが、それ以上に受信しようとする事ができない。しかも、インポート中に受信してしまうと、その受信したメールがガワだけになって、空白メールになるという不具合付き。
最適化しても反応が無い
じゃぁ、その受信トレイを別フォルダに移動してみるが、このメッセージは出たまま。何回最適化をしても、なんの反応もない。
・・・なんだこれ？
ググったら、受信トレイと同じ階層に移動しなければならないとあるが、そうしても変わらない。
ファイル構造を確認すると、
Inboxというファイルがある。（例画像例ではサイズは少量です）
原因と対策
これが10Gぐらいに膨れ上がっていた為、ちょっとぐらいの移動では４Ｇ以下にならかなったのが原因。
総容量１Ｇぐらいの大量のメールを移動すると、自動で「最適化しますか？」と聞いてくるので、Inboxファイルが４Ｇを下回るまでデータ移動か削除を繰り返す。移動したメールが少量の場合は自動て聞いてこない事があるので、その場合はフォルダを右クリックして最適化をするとちゃんとThunderbird最下部のステータス表示にプログレスバーが表示され、最適化実行中を確認できる。
ちなみに
受信トレイと同階層に移動しないとダメというのは間違いで、フォルダが違っていれば、例えばその下の階層にフォルダを作って移動しても大丈夫。フォルダ配下全容量で見るのではなく、あくまで受信トレイならInboxというファイルが４Ｇを下回っていれば受信可能となる。メールを移動する先のフォルダやメッセージフィルタによって自動でその他フォルダに移動している場合は、その「フォルダ名で作られたファイル」の容量が４Ｇ以下であれば受信や他フォルダからのメール移動が可能になる。
最適化の反応が無いわけではない
なので、フォルダを右クリックして最適化しても反応がないのは、最適化がすでに行われているからで、破損や不具合を起こしているわけではない。容量を確認するのに、隠しファイル化されたフォルダを見るのが億劫という方は、Thunderbirdのフォルダ毎の容量表示を行う事で判りやすい。
ちなみに私の場合、全部で2万メール近くあり、1年平均3,000メールで容量は1.5Gぐらいだったので、年度毎にフォルダを作って整理する事で正常に受信する事ができました。
2017年4月25日 追記
ここ（Wayback Machineアーカイブサイト）にWindows Essentials2012インストーラがアーカイブされていました。
クリックするとwlsetup-all.exe(134MB)がダウンロードされます。
※ご自分の責任において利用してください。
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