キャブレターをオーバーホールする
さて、次はキャブレターのO/Hにかかります。
一応エンジンは掛り、普通に走れますが、サブエアクリーナが朽ち果てていた件と、どうもチョークが安定しないと言う事と、すこしノッキング感があると言う所。それに、1995年はパワー重視セッティングなので燃費方向へ少し代えてみたいと言う衝動に駆られたのでO/Hを決意。
部品を取り寄せる
パッキンセットと1997年用のジェットニードルとニードルジェット+ニードルジェットホルダーを購入。メインジェットは138番から135番に絞られているようだが、全開にした時にそれなりのパワーが欲しいのでそのままにする。先ずはキャブを外す。キャブだけ外す事は出来るみたいなのだが、そんなの折角サブフレームが外れる構造なんだから外してしまえば良いだ。急がば回れ。
作業しやすいようにサブフレームを外す
先ずはタンクとサブフレームを外すとキャブが後ろからお目見え。
さくっとキャブを外してまずびっくり。
チョーク不良の原因
チョークレバーが割れていた。チョークが効かないのはコレが原因?
そして、スロットルポジションとキャブを連結するジョイントコネクタがない。これではCDIの進角制御が行われない・・・。全オーナーは何やってたんだ?
キャブを外すとエンジンのイン側ポートが露わになるので、ついでに段差やバリを出来る限り取り除いておく。サブフレームを外す事でリアのプリロードも調整できるので、ついでにプリロードを強めにセッティングして車高を上げておく。
さて、キャブ本体を開けて見たら、
まぁまぁの汚れだ。酷い汚れはなかなったのだが、フロート等プラスチックはやはり経年劣化で変色してしまっている。
酷いのはスローエアカットバルブ。固着してる。
アフターファイアはでてなかったけどどうなのよこれ・・・。
ダイアフラム部分はなんとか健全だったので清掃する事によって固着部分はもとに戻った。
ピストンダイアフラムは健全。
その他、ジェット類のつまりは無かった。チョークバルブも大丈夫。
組み上げる
色々汚れはしていたが、全て綺麗にしてニードル等を変更して組み上げる。
変更するジェットニードルの太さは大分違う。
ニードルジェットホルダーの穴も少なくなっている。
セットで付いてきたニードルジェットは形状が少し違う。
チョークレバーは割れ部分をエポキシで接着して固定。
するとチョークがフルアップ状態でカチっと固定できる事がはじめて分かった。以前は割れていたので固定するところまで上がってなかったのだ。そりゃチョークも効かない筈だわ。
ジョイントコネクタ製作
問題のスロットルポジションセンサーのジョイントコネクタだが、確かCB1300の時に見たキーは十字に交わった形の小さな部品だった記憶している。サービスマニュアルを確認しても十字にクロスしているようだったので、いまから注文すると時間がかかるので、取り寄せるまで仮部品として作ってしまえという事にした。
で、ガレージに転がっていたΦ6mmのアルミ棒から削り出して作ってやった。まぁ、ワレながら上出来。
スロットルポジションセンサーを取り付け、これで完成である。
車体に元に戻して作業は終了。
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